cotoの設計した、浅草のホステルがオープン!
浅草雷門から徒歩3分の好立地にできたホステル。
” Enaka Asakusa Central Hostel ”
築25年ほどの店舗・事務所ビルの用途変更、一棟まるごとリノベーションです。
ファサードは大きなガラス張りで、内部の様子がファサードの一部として伺えるようなデザインです。
インバウンドのバックパッカーをターゲットとし、お施主様の新規事業としてスタートしたプロジェクトです。
和の要素は多いながらも、日本以外の宿泊者からもどこか懐かしいと思ってもらえる、そんな空間を目指しました。
1階は宿泊者のためのラウンジです。大きな囲炉裏が迎えてくれます。
お施主様の、火を囲む=コミュニティという思いから、交流を求める宿泊者にゆったり過ごしてもらえるよう中央にイロリテーブルが設計されました。
ちなみに、ホテル名のEnakaとは、囲炉裏を意味する言葉です。
鯛の形の自在鉤(じざいかぎ)がかわいいです。寒い季節は、きっとここから湯気がフクフク出てくるんでしょう!
このホステルのロゴは、お施主様の作られた造漢字です。
イロリを囲んで酒を呑みかわす、そんなイメージを漢字にされました。
ラウンジには大きな、光る障子があり、世界地図をワーロンにプリントしてあります。
「私はここから来たんだよ」、とワールドワイドな会話が交わされると期待しております!
ちなみに、障子を開けると宿泊者用のキッチンがあります。
私が訪れたときは、日暮れごろからエキゾチックな香りがして、数人の方で
多国籍な料理を作ってました。
このホステルは、エントランスでチェックインを済ませると、まず靴を脱いでいただくプランです。
昔ながらの旅館のように、まず靴を脱ぐホステルがあっても良いのでは、との思いからです。
地味ですけれども、異文化体験。
はだしとは、くつろぎの象徴だと思います。
こちらが下駄箱です。よく見ると、土禁のマークは草履になっています。
サインも和風にこだわって、随所に遊び心をちりばめてあります。
2階から6階までは宿泊階です。宿泊室は、素足に気持ちいい床材を選びました。
ホステルという特性上、寝る場所はシンプルで良い、と割り切り、無駄のない機能的なプランです。
けれど、お施主様こだわりの、収納の多さ、快適さは他のホステルにはないものです。
収納の豊富さ!ベッド内の天井の高さ!そしてお施主様こだわりの、折りたたみ式サイドテーブル!
6階のみ、グループで泊まれるよう、カーテンで仕切ることができます。
こちらが洗面所。
屋上はテラスになってます。東京スカイツリーがとてもよく見えます。
cotoに設計部ができてから一年、自社物件として初めて、このホステルをご紹介できてとてもうれしいです!
ぜひお近くにお寄りの際はご利用ください!